周波数による分類
==== 短波放送 ====
ラジオ放送としては、広域国内放送、国際放送用に使われる。日本では広域国内放送は[[日経ラジオ社|ラジオNIKKEI]]、国際放送は[[NHKワールド・ラジオ日本]]がある。
ラジオ放送用には変調方式は、振幅変調(AM)が使われる。[[SSB]]が使われるのは、一般聴取者向けの「放送」ではなく中継局への通信回線としての利用である。なお、過去には短波放送は全面的にSSBに移行するという案も出された事があるが、実現はしなかった。SSB対応受信機でないと[[復調]]できない。
最近、短波放送においても、ヨーロッパを中心として、「[[デジタル・ラジオ・モンディエール|DRM]]」と呼ばれるデジタル放送を行う動きがある。日本では、今のところ短波放送をデジタル化する動きはない。
短波放送用の周波数は、2MHz〜26MHz。この間に、次のような放送バンドがある。ただし、実際には混信を避ける目的からか、これらの放送バンドの上端や下端を超えた周波数を使用している局もある。
- * 120mバンド: 2300〜2495kHz - 赤道に近い熱帯地域で国内放送用に使われるため、俗にトロピカルバンドといわれる。
- * 90mバンド: 3200〜3400kHz - 120mバンド同様にトロピカルバンドである。
- * 75mバンド: 3900〜4000kHz - 南北アメリカ大陸では利用できない。主として国内放送用。ラジオNIKKEIが使用。
- * 60mバンド: 4750〜5060kHz - 国内放送用。
- * 49mバンド: 5900〜6200kHz - 国内放送・国際放送用バンド。ラジオNIKKEIが使用。冬に多くの放送局が集中する。
- * 41mバンド: 7100〜7350kHz - 国際放送用バンド。南北アメリカ大陸では利用できない。局数はあまり多くない。
- * 31mバンド: 9400〜9905kHz - 国際放送用バンド。短波放送のメインストリートといわれる。ラジオNIKKEIが使用。
- * 25mバンド: 11600〜12100kHz - 国際放送用バンド。短波放送のメインストリートといわれる。
- * 22mバンド: 13570〜13870kHz - 国際放送用バンド。開設されて歴史が浅いせいか局は少ない。
- * 19mバンド: 15100〜15800kHz - 国際放送用バンド。主として遠距離伝搬用。
- * 16mバンド: 17480〜17900kHz - 国際放送用バンド。19 mバンドに特性が似ている。
- * 15mバンド: 18900〜19020kHz - 国際放送用バンド。開設されて歴史が浅いせいか局は少ない。
- * 13mバンド: 21450〜21850kHz - 国際放送用バンド。[[太陽#太陽活動|太陽活動]]の活発な時期の遠距離伝搬用。
- * 11mバンド: 25600〜26100kHz - 国際放送用バンド。太陽活動の活発な時期だけ使われる。遠距離伝搬用。
季節や時間帯によって[[電離層]](主にF層)の働きが異なり、結果として放送が聞こえる場所が変わってしまう。冬場・夜間は低い周波数が良好に届き、逆に夏場・昼間は高い周波数が良好になる。太陽活動が活発になるとさらにこの傾向が強まる。このため、季節や時間帯によって、目的とする場所で放送が聞こえるように、放送に使う周波数を変える必要がある。
NHKは、海外に住む日本人向けに放送(NHKワールド・ラジオ日本)を行っており、世界中で聞こえるように、他の国の放送局で中継してもらったり、逆に他の国の放送を中継したりしている。また、ラジオNIKKEIの場合は、日本全国で聞こえるようにするため、複数の周波数を複数の場所を用いて放送するなどしている。
いわゆる「[[BCL]]ブーム」の終焉で、短波ラジオの機種数は少なくなっているので、通信用受信機を導入している愛好家も多い。送信回路があるもの、つまり[[トランシーバー]]は、無線局免許がない場合、電波を発射できないように改造していなければ不法開設として罪に問われることがある。
引用サイト:Wikipedia引用
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